【 二人旅 NY編 vol.03 】 ブロンクス動物園。

 

 

 

街のフローの潤滑油である地下鉄は

たくさんの人が利用する交通機関です。

 

そのため、車内は人模様を観察するには

うってつけの場所。

 

 

数字とアルファベットで、

わかりやすく整理された路線には

そのライン状にあるエリアの特徴から

時に人種まで見えることもあります。

 

 

 

 

 

 

その場にいると、

甘い香りが嗅覚を華やぐ時もあれば

鼻をつまみたくなるような時もあり、

 

鉄が軋む音からラップを刻む音、高らかな笑い声

生きるために奏でる音まで耳元はいつも賑やかで、

 

五感でニューヨークの匂いを体感するには

最高最適なのが地下鉄です。

この日、そんなニューヨーカーの足を利用して

ブロンクス動物園を訪れました。

 

 

 

 

 

 

 

ブロンクスといえば…

 

NYヤンキーススタジアムがあったり、ヒップホップが盛んな街で、

治安はけっして良いわけではなく、昔、友人と訪れた時には、

”(僕の)地元だけど君はけっして車から降りちゃダメだよ”

なんてきつく言われたことがあるような場所だったり。

 

(たしか、GUN HILLとかなんとか、物騒な名前の駅があったような…)

 

 

 

年々安全になっていくNYでも時々こうして

気持ちを引き締める機会は必要だなと思います。

 

 

 

 

 

 

マンハッタンのメイン駅であるグランドセントラル駅から

赤い5番線に乗って北へ、

電車に揺られること40分ほど。

 

最寄りの駅へ到着すると、意外にも、

鮮やかなステンドグラスが迎えてくれました。

 

色とりどりのガラスを着た日差しが道に映り、綺麗だねぇと二人で感激。

 

 

 

 

 

   改札を降りて、街の高い位置に飾られた動物の看板を辿っていきます。

道中、水を買いにデリヘ。デリ=生活に身近な品を扱う、コンビニのようなもの。

ここのデリでは猫を飼っていて、見つけると寄ってきて、

動物に会う前にすでに癒されていました。

シャープなスタイル。なんていう猫だったんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなデリをあとにし、歩くこと5分。

住宅街にあらわれた、動物園の看板。

 

街の公園感覚に見えましたが、規模は上野動物園の何倍かあるほどで

世界最大の動物園の一つです。

 

園内では、動物が暮らす本来の自然環境を再現、飼育しています。

 

その数 600種類以上。

 

 

 

 

 日本とは見せ方そのものが違っていたことも新鮮で、

見覚えのある動物も、初めての動物も、

それぞれがとても楽しめました。

 

 

一瞬だったけど、ユキヒョウが見られたのは良かったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 園内には昆虫のメリーゴーラウンドもあって、人気のそれに並んで乗ることに。

時々クジャクが横切るのを眺めながら待つこと少し。

 

 

次のターンで来るかな、というところで、

 

”どれに乗りたい?”  と尋ねると、

 

”あのカマキリ!ベージュのがいい!”

 

”カマキリなら、緑と赤もあったりするけど?今日のお洋服にもぴったりじゃない?”

 

”うん!でもベージュがいい!!”(目が本気)

 

ということで、扉が開かれた瞬間、

一体しかない それに向かって 猛ダッシュ。

 

 

 

なんだか、シュールさが思い出深さをひきたてるなぁ。

嬉しそうで良かった。

楽しそうで良かった。

来て良かったな。

そんな滞在で一番あったかい1日の記録。

 

 

 

 

 

 

 

いつもブログをお読みいただき、ありがとう御座います!