ふたりライブ。

 

 

 

 

五月の終わりに、夫婦でライブに行きました。

 

 

本当は、妻とせれちゃんが2人

母娘デートの予定だったのですが

 

1週間の色々でお疲れモードの娘、

できるなら生で聴いておきたい妻、

姉とならお留守番ができると言う弟、

 

3人の要望の隙間を埋める役として

僕が代役を務めるコトになりました。

 

 

 

仕事終わり、車内でおにぎりを頬張って

会場に入ったのは3と4曲目のあいだ。

 

 

会場は、海沿いの結婚式場。

演者は、コトリンゴさん。

 

 

 

円卓がほど良い距離感で並び、

みんなは、海を背にした

音色のコトリンゴさんに向いています。

 

 

円卓席は一杯だったので、

僕らは急遽用意された椅子を

最後尾の真ん中に置いて座りました。

 

 

影になったお客さんの頭の輪郭の間を

縫うようにして視線を伸ばした先から

音を紡いでいく姿がちいさく見えました。

 

 

 

まだ日が暮れて間もない時間だったので、

向こうの島の 山の稜線が

大きなガラスにぼんやり映っていました。

 

 

夜が空を包みきると同時にそれは消えて、

濃紺の中でポツンと光る、

たぶん灯台の光が、

 

またとても美しかったです。

 

 

 

 

 

天井は高く思考をとめず、

いろんな想いが出てきました。

 

 

たぶん 自分の中にはいろんな自分がいて、

あれもこれも全部自分の一部ではあるのだけれど、

時々 自分の意図せぬところで

別の自分が引き出されることがあります。

 

 

 

在りたい自分を選んで生きること

 

 

そんなとてもシンプルで大切なことを

あらためて 感じたのです。

 

 

そこで優しく本気で紡がれる

演奏と残響の世界に浸りながら。

 

 

 

 

 

我が家は今も重ねて断捨離中ですが、

自分の中にこの想いを残しておきたくて、CDを購入。

 

 

前回のアン・サリーも良かったですが、

今回も同じくらい心に残る時間でした。

 

今年はライブに恵まれてるな。

 

 

心の中は星月夜。

 

そんな二人時間でした。

 

 

 

六月の二日目の今日も、みなさまの御来店をお待ちしています。

 

いつもブログを読んでいただき、ありがとう御座います!