WOLF&RITA 19SS
PLAYING NOSTAGIA
コンセプト
「いつ」そして「なぜ」、私たちは “子どもらしさ”を忘れてしまうのでしょう。
夢見ること、希望、生命、そして“子どもらしさ”という平等の権利を、
私たちは皆持ちあわせていたはずなのに。
どんな場所でも、どんな時でも。
中東・レバノンの学校の壁に子供たちが描いた小さな手漕ぎボートの絵、
北欧・ストックホルムで見つけた繊細で詩的なフラワーアレンジメント…
Wolf&Ritaの2019春夏のコレクションは、
私たちが子どもでいた時に感じていたスリルと不思議さ、
そしてそんな懐かしさと思い出に捧げたアイテムで構成されています。
子どもの頃の、夢や理想。そして成長するに連れ忘れてしまう、
魔法に掛けられたような不思議な思い出。
それらをプリント柄や絵柄、 チャーミングな色と形の中にまとめ、デザインしました。
懐かしく美しいかつての日々を思い出し、皆で祝福しましょう。
そして、その中にある小さな喜びを、しっかりと確かめてみませんか?
WOLF&RITA 最新作⇨
WOLF&RITAに会う
2017年冬、ポルトガルを訪れた際に
WOLF&RITAのクラウディア&ソニア姉妹に会いにいきました。
ソニアの旦那さんで写真家のカルロスとランチをしながら
ブランドを展開するあたっての心構えと背景にある哲学、
今後の展開など彼らの考えを直接を聞くことができました。
彼らの住むギマランイスはとても小さな町ですが、
ポルトガルという国が生まれた由緒ある町。
その街には、浮かんだ洋服のアイデアを
実際の形に仕上げるまでの必要なアトリエや職人が揃っていて、
ものづくりに携わるすべての生産者が直のコミュニケーションを
とるための流れと環境が根付いている場所です。
真意を込めて丁寧に一つずつ仕上げていき、
それらがお客様の手に渡り喜んでいただく、
作り手も、受け取り手もみんなが幸せを感じるループの中にいるという。
そこから溢れ出るポジティブな感情がWOLF&RITAがデザインの根底にあって、
それこそが WOLF&RITAの洋服を包む
特別な空気感と魅力の源なのだとだと感じました。
短い時間でしたが、彼らの言葉に、笑顔に、哲学ある姿勢に、
直に触れることができたのはこの旅の大きな収穫でした。