岩べえと岩戸の姫 (エリを立てるのは今しかない!)
向き合うと息をのむ。
及川みのるさんの個展が、今月末に、高松市内の塩江美術館で開催されます。
仏師になること、仏様を彫る人のような気持ちでカタチを見出したしたい、
そんな想いで造形表現の世界へ入った及川さん。
作品と向かい合った人が言葉を発さず、息をのみ、ただ静かに佇んで見つめ合う
昨年、ピーカブーヤ店内で何度となく目にした光景です。
(作品 ”フキ吹子” を期間限定で展示していました)
2014年から8年ぶりとなる、塩江美術館での展示。
もう楽しみで楽しみでならないこの気持ちを皆様と共有したいっ!
詳しくは こちらっ!! ↓
はじめまして
及川みのると申します。東北出身で『陶』で『人物』をテーマに作っています。関東の美術大学で入学当初、イメージで純朴な青年とチヤホヤされたが、あくでえ(悪態)つくようになると『そんな人だと思わなかった』とモテキは終わり人間社会の理不尽さを味わいとても勉強になりました。
及川は毎日毎日、約5年間石膏像を描いておりました。(美術大学受験の為)何の為に描いているかわからなくなり、石膏に『おめ誰だ?』と由緒正しい石膏像に苛立ちをぶつけました。そんな時に生きている人たちを描き始めてからものすごい感動を得て、それから30年、今も変わらず『人』をテーマに制作させてもらっています。
トーキマン(2001年制作企業蔵 チェコプラハにて)
30年前高校時にスポーツで海外に行かせて頂きました。のち東北から上京し新聞屋さんで家族のようにしてもらい、大学で陶を学び、国内、海外で展示と多くの方のご支援もあり自分のキャパを越えるたくさんの経験をさせて頂きました。10年前は東北〜関東を何度も何度もドキドキしながら行き交いました。今は夢にも思わなかった四国という土地で10年前に何の意味があるのだと叫んだ『つくること』をさせてもらって此処に居ます。この地(四国)から出ないと決めた(お嫁に行く以外)この子たちはどれくらい遠い人に届けれる(見てもらう)ことができるのだろう…
最後に
メンバー(げきだんろっく&ろっく)に和紙の作品と子供たちとで力いっぱいつくる(WS)ことを作品とした作家、ミズカ(インスタ@mizu.ovo)がおります。彼女が軽い素材でつくる、幼児くらいの大きさの像(ぼうや)が子供達にたくさんだき抱えられ、擦り切れて修復して…修復して…それが 円空さん(1632~1695)の仏のようで皆に育てられて出来るのだなあと感じました。『100体』と掲げても正直その後はどうしたらいいか、どのように託したらいいのか全くわかりません。ですが一人でも関わってくださる方がいることで勇気もらえ、その後の在り方(消えゆくもの、残るもの)が左右してくる気がします。自分一人だけでは決して解けないと思いっています。この企画を通して興味を持って頂きましたらほんとありがたく思います。どうもありがとうございました!
及川みのる
1972年 宮城県育ち香川県在住。
東京藝術大学卒。
気仙沼高校(伝統ある男子校、女子マネに憧れる)3年時にニュージーランドにラグビー遠征。その遠征で感動し大学を目指す。
日々、制作と近隣の里山手入れをして暮らす。
yuicco project げきだんろっく&ろっく主宰
『岩べえと岩戸の姫』 クラウドファンディング開催中です!
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いつもブログをお読みいただき、ありがとう御座います!