贈り物を包むときには、
このリボンをほどいたらどんな顔をかけてもらえるかを想像しながら手を動かします
自分はラッピングを完成する方向に向かっているのに
頭の中では受け取る誰かがそのラッピングを解いていく様子を想い描くので
2つの事象が逆の方向に向かっていく不思議な感覚
ある意味、ラッピングの完成形が、その2つの待ち合わせ場所のような役割を果たしていて
そこでバトンを渡された受取手がリボンをほどいていくことで贈る儀式が終焉を迎えます。
ラッピングは贈り物が届けられるまで役割は短く
ある一視点によっては儚さが感じられるますが
人が生み出した時間という概念を基準に
良いのかどうかを測るのは
もったいないような気がします
これまで20年近く包むということを続けてきて
この経験が新しい何かに活かせるような予感。
次のお包みも楽しみ
皆様、いつもご依頼をいただきまして、
本当にありがとう御座います。
どう感じてもらえるかをほどいた考えるのは
テープの色や配置など見た目に繋がることはもちろん
開いた